クリスマス座談会〜男性陣


――まず自己紹介どうぞ

シオン「『蒼い世界のなかで』に出ています、シオンと申します。よろしくお願いします」
哲太「僕は『音楽を奏でながら』に出ています。木下哲太と申します。職業は学生です。よろしくお願いします」
宏史「俺は『2人』に出てた宏史でーす。俺も学生です! よろしくです!」
暁「『三角戦記』に出てます暁=桜といいます。不束者ですがよろしくお願いします」


――さて、突然ですがあなた達には共通点がひとつあります。なんでしょう?

宏史「……んー、俺と哲太さんは学生だけど、2人は違うんですか?」
シオン「俺はユウギリ殿という、こちらの世界、国では高貴な方の護衛が職業なので違いますね」
暁「あ、俺も、瑛皇女の護衛なのでシオンさんとは同じ職業になりますね」
哲太「んー、では単純に年齢では? 皆さん20代ですよね?」
宏史「あ、一応俺物語り内ではまだ19なんですよね」
哲太「あ、そうでしたか。すみません」
宏史「いいえー。じゃあなんだろ?」
暁「えーと、でも学生ってことは戦ったりしないだろうし……あ、趣味はどうです?」
シオン「ユウギリ殿と……じゃなくて、篠笛ですね」
暁「あ! いっしょです!」
宏史「篠笛っすか、いいっすね! あ、ちなみに俺は尺八です」
哲太「そうなんですか。僕は和楽器はできないんですけど、サックスにトランペット、フルートやオーボエとか……管楽器全般です」
暁「あ、じゃあ、笛、笛ですよ笛! 管楽器ともいうのかもしれないですけど。この4人はみんな笛を嗜んでるんです!」


――正解です

――では、皆さん。相手の女性についてどう思いますか?

宏史「息吹先輩。なんか物凄く強気だししっかり者でたちうちできなさそうに見えるんですけど、本当は強がりな傾向にある三味線大好きな女性で……弱いところも見えてくるとすっごく可愛いんですよね」
シオン「あ、それなんかわかりますね。俺のユウギリ殿も勝気で手に負えないところもあるんですけど、素直に甘えてこない普段の裏返しのようにふくれっつらで擦寄ってきて、その時のかわいさったらないですね」
宏史「萌えますよね」
シオン「萌えます」
暁「俺は相手って姫様、ですよね。俺を信頼してくれて、いつも俺のこと心配してくれて、優しくて、でも信念のある強い女性で。無理するのが心配ですけど、俺は姫様が一番大事です」
哲太「無理するところ見るのって辛いですよね」
暁「ええ。哲太さんの相手の方も無理するんですか?」
哲太「相手というか、今回そのように振り分けられましたけど鈴さんが僕をそうみてくれてるかは……。鈴さんって方なんですけど、いつも一生懸命で頑張りやで健気に献身的に努力する子なんですけど、自分に厳しくてしょっちゅう無茶するんですよね。そこが彼女の良いところではあるんですけど、見てるほうはハラハラします」
暁「ですよね。でも言って治るものじゃなくて」
哲太「そこは暁さんがサポートしてあげればきっと大丈夫ですよ」
暁「ええ。でも俺は姫様と結ばれる身じゃないので」
哲太・シオン・宏史「え?」
暁「姫様は将来の王で、俺は従者。姫様にはもっと高貴な生まれの婚約者がいて……それで」
宏史「そ、そうなんすか……」
シオン「暁殿、邪魔なものは消し去るのみです!」
宏史「ってシオンさん何いきなり物騒なこと言ってるんですか!!?」
シオン「俺なら、自分と好きな人の間に現れる障害はそうします」
哲太「でも暁さんはそうできないんですよね?」
暁「え、ええ。それは姫様が望むことでは無いです。姫様は俺を大事にしてくださいますが、いずれ国を治めるという立場につくことは決して忘れない方ですから……」
シオン「相手のその瑛皇女という方が覚悟を決められているのならあなたもまた覚悟を決めなければなりませんね」
暁「覚悟?」
シオン「瑛皇女が結婚しても、その愛を貫き通す覚悟です。あなたの幸せは保証されないでしょう。でも、それを覚悟してでもあなたがその方を想うのであれば、それは本当に誰にも汚すことの許されない貴き愛でしょう」
暁「……そうですね」
宏史「おいしいとこもってく人だなぁ」


――なんかシリアスになっちゃいましたが。クリスマスです。相手の女性とどう過ごしたいか、夢を語って下さい

暁「姫様と2人きりで過ごせたら俺はとても幸せです」
哲太「んー、鈴さんとだったらコンサートとか何か音楽に触れて過ごしたいですかね」
シオン「ユウギリ殿と、何しましょうかね(黒い笑み)」
宏史「イルミネーションの綺麗なところでデートしてー、プレゼントの交換してー、いっしょにつくった料理食べてー、ケーキ食べてー、そのあとはムフフ……(危ない笑顔)」
暁・哲太「…………」


――さて、4人についてランキングをお見せしていくので、何かあててくださいね

『1位 シオン  2位 宏史  3位 哲太  4位 暁』

宏史「これ、簡単。身長、ですよね」

ピンポーン

暁「……凹」
シオン「暁殿、試しに立って頂いてもよろしいですか?」
暁「はい」
(全員立ち上がってみる)
哲太「ああ、僕の友人にもこれぐらいの身長の男の子いますよ」
暁「!? 本当ですか!?」
哲太「ええ。そういえば暁さんは慶磨くんによく似てらっしゃいますね」
暁「へぇ、会ってみたいですね」
哲太「ふふ。それにしてもシオンさんは背高いですね」
シオン「そうですね。俺は188cmですから」
暁「俺より30cm高い……」
宏史「え? じゃあ暁さんって158cm?」
暁「はい、そうです……」
宏史「やべぇっ! 萌え!」
暁「え? わ、わっ! 宏史さん!?」
宏史「やべぇー! 暁さんマジ可愛いー!(ぎゅーっ)」
哲太「どうしたんですか?」
宏史「息吹先輩と同じ身長ー、あー、158cmって素晴らしいー」
暁「離してくださいー!」


『1位 暁  2位 シオン  3位 哲太  4位 宏史』

暁「俺が1位(やっと宏史に解放された様子)」
哲太「暁さんとシオンさんの共通点は護衛、でしたよね」
シオン「んー、じゃあ戦闘時の強さとか?」

ピンポーン

暁「え? 俺シオンさんより強いんですか?」
シオン「俺は投げナイフが装備品なので、暁殿のように刀で戦う方と一戦交えたら負けてしまう可能性が高いですよ」
宏史「俺は哲太さんより弱いの?」
哲太「さぁ? 僕武道も何もやってませんけど……」
シオン「(哲太殿のような方が一番強い気もする)」


『1位 シオン  2位 宏史  3位 暁  4位哲太』

暁「何々、なお1位は断トツ、2位と3位の間にぐっと開きもあって3位4位はあまり変わりません」
哲太「シオンさんと宏史さんはさっきなんか変な笑いを浮べてましたけど」
宏史「俺とシオンさんの共通点って……もしかしてシオンさん、好きな人への妄想止まないタイプっすか?」
シオン「ええ、まあそんなところはありますね」

――正解は変態度ランキングでしたー

宏史「変態だなんてひどいなー。俺は息吹先輩にあんなことやこんなことしちゃいたいって思いがちなだけで……」
暁「宏史さん、顔つきが完璧に変質者です」
シオン「俺はユウギリ殿のことに関しては変態と言われても一向に構いませんよ」
哲太「男らしいというか何と言うか」
暁「末期です」
宏史「あー、もう俺何か息吹先輩に会いたいー。うえーん」
暁「だから俺に抱きつかないで下さい! って何触ってんですか!?」
宏史「あー、そっか息吹先輩じゃなかったー、胸なーい」
暁「当たり前です!」
哲太「シオンさーん、大丈夫ですかー?」
シオン「あ、妄想で鼻血が……」
哲太「…………」


――ではでは、おあともよろしいようで

哲太「よろしくないような気もしますけど」
宏史「俺息吹先輩とこ行くー! 押しに弱いから押し捲れー!」
シオン「ユウギリ殿とクリスマス堪能しなきゃいけないですから、私も早々に失礼します」
暁「……息吹さんとユウギリさんもお幸せに」


――皆さんお幸せに♪

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